にきび跡 色素沈着

にきびとは

皮脂を分泌する毛穴が詰まり、そこに皮脂や角質が溜まり、毛穴が開いて中が見えている状態が黒にきびといわれ、毛穴が閉じている状態を白にきびといいます。

皮膚の常在菌のアクネ菌は皮脂を好み、皮膚の中の炎症の元になります。この炎症が赤くなった状態や膿が溜まる状態が赤いにきびです。この状態がさらに悪化すると破れて中の膿が出て炎症が広がることで皮膚の深層部を傷つけてしまい、その部分が治っても跡になって残ることになります。

皮膚が傷ついて破壊された部分は色素沈着になりシミのように肌に残ります。にきび跡を色素沈着させないためにもきちんと早めの治療が大切です。

にきびはつぶさない

にきびは無闇に触らない、そしてつぶさないようにしましょう。

にきびをつぶすことで肌を傷つけてしまいますし、手や皮膚表面には雑菌がいますので細菌に感染してにきびを悪化させてしまうことにもなります。にきび跡を残さないためにもにきびを刺激しないようにしましょう。

にきび予防

まずはしっかりと睡眠をとるようにしましょう。短時間でもいいのでぐっすりと深い眠りをこころがけてください。大事なのは毎日に生活リズムを整えてください。

にきびの予防にビタミン補給は欠かせません。にきびに効果が高いのはビタミンB2・ビタミンB6・ビタミンCです。

ビタミンB2はレバー・牛乳・ほうれん草・卵・焼き海苔・わかめ等に多く含まれています。

ビタミンB6はレバー・穀類・鶏肉・豆類・卵などに多く含まれています。

ビタミンCはキャベツ・小松菜・レモン・ブドウ・じゃがいも・ピーマン・トマトなどに多く含まれています。ビタミン剤などの栄養補助食品もいいのですが、まずはしっかりとバランスのいい食事を採ることをこころがけましょう。

にきび跡の色素沈着

にきびが治ってもにきび跡が色素沈着して跡になる場合があります。色素沈着はシミのように肌に残り、肌がくすんだように見えます。

にきび跡の色素沈着を防ぐには早めの対処が肝心です。できてしまったにきびを放置して悪化させてしまい、色素沈着してしまうとそう簡単には治りません。皮膚科で長期間の治療をしなければならなくなります。とにかくにきびを悪化させずに早めの治療をすることがにきび跡の色素沈着を予防することになります。

にきび跡の色素沈着には肌のターンオーバーを促すことです。

 

にきび跡の治療にはレーザー治療やフルーツ酸を使ったケミカルピーリングと呼ばれる治療方法や、ビタミンC誘導体を使ったものが代表的です。適切な処置と早めの治療で肌のターンオーバーを正常に戻してあげましょう。